脳とは？詳しく説明

脳とは一体どういうものなのか？

余り深く考えた事がある人は少ないと思います。

脳とは、中央神経系の主要な部分であり、身体のさまざまな機能や行動、意識、感情、思考などを制御しています。

では脳の基本的な概念や構造、機能について詳しく触れていきたいと思います。

脳の構造

脳は大きく分けて5つの部分から構成されます。

大脳・小脳・脳幹・間脳・辺縁系

ではその詳細について見てみましょう。

大脳

主な役割:認識、思考、意識、感情、運動制御など。

外側は大脳皮質と呼ばれる層で覆われており、多くの細胞が集まった部分です。

大脳皮質はさらに複数のローブに分かれています（前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉など）。

小脳

小脳の主な役割としては、動作の調整、平衡感覚の維持などになります。

脳幹

脳幹の主な役割は生命維持に関する基本的な機能を制御する事になります。

呼吸、心拍数、血圧の調節などですね。

間脳

間脳の主な部位は視床、視交叉、視神経、下垂体など。

主な役割は感覚情報の中継、ホルモンの分泌制御などになります。

辺縁系

主な部位としては、扁桃体、海馬などになります。

主な役割は感情の制御や記憶の形成などがあげられます。

脳の機能

では、脳の機能にはどんなものがあるのかをみてみましょう。

運動制御:脳の特定の領域は筋肉の動きを指示します。

感覚処理:触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚などの情報を処理します。

認知機能:思考、計算、言語の理解や発話、決定を下すことなど。

感情:喜び、怒り、悲しみ、恐れなどの感情を感じる能力。

記憶:新しい情報の保存、既存の情報の回想。

ホームオスタシス体温、血圧、血糖値などの身体の基本的な状態を維持。

脳の神経細胞

脳は約860億のニューロン（神経細胞）から成り立っており、これらのニューロンは複雑にネットワークを形成し、電気的・化学的なシグナルを通じて情報を伝え合っています。

このような概要からも分かるように、脳は非常に複雑な構造を持ち、多岐にわたる機能を果たしています。

その全ての機能や動作原理が完全に解明されているわけではなく、現在も研究が続けられている分野です。